2024年01月11日 16:01更新
今月1日の能登半島地震で被災した石川県輪島市で安否が分からない人たちの捜索活動などにあたるため、11日(木)に新潟県内の消防隊員およそ200人が被災地に向けて出発しました。県内から消防隊員が派遣されるのは4回目です。
11日午前6時ごろ。上越地域消防局に新潟県内の消防署から続々と隊員が集まりました。
上越地域消防局の22人を含む隊員およそ200人が、能登半島地震で被災した石川県輪島市に派遣され、安否が分からない人たちの捜索や、病院にいる患者を別の病院に運ぶ活動にあたります。
11日は出発式が開かれ、今回派遣される隊の大隊長で長岡市消防本部の大川孝之さんがあいさつしました。
長岡市消防本部 大川孝之さん
「新潟県大隊として1人でも多くの人を救出、搬送すること。一丸となって頑張ってもらいたい」
新潟県内の消防隊員は、地震が発生した今月1日から3回、石川県の被災地に派遣されています。
これまで上越地域消防局の66人を含む、県内の消防隊員662人が救助活動などにあたりました。
上越地域消防局 中島健さん
「今回の22名は各分野で経験を積んだ職員が人選された。被災地全ての方の気持ちを肝に銘じながら、任務に当たりたい」
上越地域消防局 池田聡消防局長
「石川県の現状も過酷で厳しい状況。1人でも多くの方を救って石川県の皆さんの付託に応えたい。新潟県も過去の中越地震などで全国の消防から救助の手を差し伸べてもらった。その恩返しの意味も含めて、石川県の方のために頑張ってきてもらいたい」
今回派遣された消防隊員は、今月15日まで被災地で活動する予定です。
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