2023年12月14日 17:21更新
メイド・イン・上越の底力!
加工がむずかしいとされるチタンを使ったユニークな表彰盾を上越市の企業グループが製作し、14日(木)に新しい商品などの応援購入サービス「Makuake」の表彰式で使われました。グループでは「チタンの生産拠点である上越市は加工技術も優れていることを日本中にアピールできる」と、さらなるチタンの活用へ意欲を示しています。
これが上越市で作られたチタン製の盾です。チタンは上越市港町にある日本製鉄株式会社東日本製鉄所が生産したもので、表面には特殊なメッキが施され、虹色にかがやいています。
製作したのは、上越市の新和メッキ工業やオギハラ工業など、33の製造業者でつくるグループ「チタンのまち上越」です。 盾のほかに真鍮製で金、銀、銅のトロフィーも作りました。グループでは、加工がむずかしいチタンを切る、曲げる、メッキする、すべての工程を分担して取り組みました。
新和メッキ工業 瀧見直晃代表取締役社長
「平行四辺形の板を曲げて加工している。ほとんど端材が出ない。高価なチタンの板を有効活用できる。ガラスやクリスタルのトロフィーが多いなか(チタンは)軽くてスタイリッシュ」
新和メッキ工業はチタンをメッキした新商品を作ろうと、その開発資金を「Makuake」を活用して募ったことがあります。そのときの縁がきっかけで、去年「Makuake」から盾とトロフィーの製作を受注したということです。 グループでは、チタンの生産拠点である上越市の加工技術を全国にアピールして、さらなるチタンの活用にはずみをつけたいと話します。
オギハラ工業 荻原拓実取締役
「レーザーでチタンの板の切断を担当。上越で生産しているチタンが日本中に広がっている喜びを感じる」
盾とトロフィーは去年に続いて、14日、東京都で開かれた「Makuake(まくあけ)」の表彰式で、社会に大きな影響を与えた活動などに取り組んだ人や団体に贈られました。
新和メッキ工業 瀧見直晃代表取締役社長
「全国から見てもチタンを作っている特殊なまち。チタンという素材を生かしていろいろなものづくりをやっていきたい。広く市民にしってもらえるように『チタンのまち上越』で頑張りたい」
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