2023年10月06日 16:46更新
妙高戸隠連山国立公園内の火打山で5日(木)、登山をしていた宮城県仙台市在住の60代男性が、下山中に転んでけがをして動けなくなりました。男性は意識はあるものの歩行できない状態です。現在、高谷池ヒュッテに避難していますが、天候不良のため、救助はあす7日(土)に行われることになっています。
救助を求めているのは、宮城県仙台市在住の60代男性です。
警察によりますと、5日(木)午後1時ごろ、火打山の山道で男性が倒れているのを別の登山客が見つけ、黒沢池ヒュッテの従業員が妙高警察署に通報しました。その後、妙高山域遭難対策連絡会の会員などが男性を救助し、午後5時50分に高谷池ヒュッテに搬送しました。警察と消防による救助隊は午前5時35分頃から入山して救助に向かいましたが、天候不良のため途中で救助を断念して下山しました。
その翌日、6日(金)午前9時に警察と消防による救助隊が高谷池ヒュッテに到着しましたが、積雪が10センチほどで吹雪となり、この日の救助は困難と判断。あす7日(土)に状況をみながら県警ヘリコプターが男性の救助に向かうことになっています。
警察では「登山をするときは、余裕のある計画をすること。そして実力に見合った山を選ぶこと。携帯電話など連絡手段を確保し、登山前に家族や知人に行先をしっかり伝えてほしい」と注意を呼びかけています。
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