2023年08月16日 14:00更新
終戦から78年を迎えた15日(火)、戦没者追悼法要が高田城址公園にある忠霊塔で行われました。今年はこれまでの高田連合遺族会ではなく、高田仏教会が活動を引き継ぐ形で行われました。
戦没者追悼法要は、これまで「慰霊祭」として高田連合遺族会が開催してきました。しかし会員の高齢化で去年解散したため、今年から高田仏教会が引継いで行うことになりました。忠霊塔前では遺族などおよそ60人が焼香をして、戦争で亡くなった人の霊を慰めようと手を合わせていました。
忠霊塔は、戦時中の1943年に建てられ、明治以降の戦争で亡くなった5300人あまりがまつられています。法要では高田仏教会の西脇真成会長が、戦争で夫を亡くしながらも、畑仕事や家事、育児にいそしんでいた遺族女性のエピソードを紹介しました。
去年解散した、高田連合遺族会の元会長 田村武男さん
「遺族の戦後の苦しみについて、法要で会の仲間と話したかったが、高齢でもうできない。法要には来年も来る」
高田仏教会 西脇真成会長
「どのくらい参拝者が来てくれるのか不安だったが、思いのほかたくさんの人が来てお参りしてくれて本当にありがたい。苦しみ、悲しみをきょう1日だけは共有できる。(今後も)寄り添った法要をしたい」
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