2023年07月11日 16:27更新
難病の研究で昨年度、ノーベル賞の受賞が期待された妙高市出身の長谷川成人さんが11日(火)、母校の妙高市立斐太北小学校を訪れ、児童と交流しました。
長谷川成人さんは、妙高市上十日市出身で、現在、東京都医学総合研究所の脳・神経科学分野長として、認知症の原因などを研究しています。
昨年度は、難病の筋萎縮性側索硬化症、ALSの発症について、脳やせき髄の中にある異常なたんぱく質が関わっていることなどを見つけた成果が評価され、ノーベル生理学・医学賞の候補者に選ばれました。
11日(火)は、母校の斐太北小学校を訪ね、6年生14人からの質問に答えました。
児童が「ALS発症たんぱく質を見つけたとき、どんな気持ちでしたか」と質問すると、長谷川さんは「結構興奮した。だんだん(発見の)後から重要性が分かってきた」と答えました。
長谷川さんは、研究者になったきっかけを聞かれると、高校生の時の生物の先生の影響が大きいと話しました。
長谷川さん
「高校のときに生物の先生がすごく分かりやすくておもしろい話をしてくれた。それに憧れて大学に進んでいった。人との出会いが大事」
このあと、長谷川さんは児童と一緒に給食を味わいました。
児童
「研究者として夢に向かって頑張ってきて、ノーベル賞候補になったことがすごい」
「夢に向かって研究を続けていてすごい」
「自分の夢は、今はすし屋さんだけどもしかしたら将来変わるかもしれない。長谷川さんが言っていたように、国語とか勉強をしっかりしていきたい」
長谷川成人さん
「積極的にいろいろ質問してくれてうれしかった。みんなもうすでに夢があると話していたのが印象的。これからという人もいると思うので好きな仕事を探せるように考えながら過ごしてほしい。夢があるならそれに向かって突き進んでほしい」
児童はこのあと、長谷川さんの話を振り返り、進路や夢に活かせることなどをまとめるということです。
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