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天然記念物「虫川の大杉」で火災 ハチの巣除去“いぶしだき”が原因か

2017年09月20日 16:00更新

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20日午後2時過ぎ、上越市浦川原区虫川にある国指定天然記念物「虫川の大杉」で火災が発生した。

警察によると通報があったのは午後2時5分。虫川の大杉では、今月上旬から幹の穴を覆っていた銅版を取り外し、杉の皮に取りかえる保護作業が行われていた。きょうは地上約10mの幹の空洞部分に見つかったハチの巣を除去するため、“いぶしだき”という作業が行われていた。その最中、火が幹に燃え移ったとみられている。消火作業により火は午後3時20分過ぎに消し止められた。

「虫川の大スギを守る会」会長の岩﨑正一さんは「地元ではご神木として大事にしてきた大杉。今回のことは非常に残念」と話している。

20170920160129午後4時前の様子

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虫川の大スギは樹齢1,200年以上と言われ、高さ30m、幹の周りがおよそ10mと全国でも有数の巨木。今から約120年前、雪の重さで枝が折れた影響で、幹の中に空洞ができた。平成4年にスギを守るため、穴に銅版が取り付けられた。この銅板の一部が去年5月の強風で壊れ、現在スギの皮に取り換える作業が行われていた。

 

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