2023年04月28日 16:49更新
上越市立諏訪小学校が、戸野目小学校と統合する方向で検討に入っていることが分かりました。統合は早ければ令和7年4月の見込みです。
これは27日(木)に開かれた諏訪区地域協議会で報告されました。諏訪小学校の児童数は今月1日現在26人と、市内で最も少なくなっています。今年の入学者は2人でした。このため複式学級が常態化していて、市教育委員会が去年秋に行った保護者アンケートでは、およそ8割から統合を求める声が上がっていました。
そうした声をふまえ、市はこれまでにPTA役員会などと話し合いを進めてきました。その結果、諏訪小学校から3キロほど離れた戸野目小学校と統合する方向で検討に入っています。統合は諏訪小の児童が編入する形で、早ければ令和7年4月を見込んでいます。
今後は両校の保護者や地域との話し合いを重ね、スクールバスの運行方法などを検討していくということです。
諏訪区地域協議会 川上久雄 会長
「ここは特に小さい区。学校を中心に人が集まっていたのでなくなるのは寂しいが仕方ないこと。子どもたちが新しい学校に安全に通学する方法、残った校舎をどうするかなど、課題を地域できちんと話し合っていきたい」
統合先の戸野目小学校の児童数は、今月1日現在130人です。
市教育委員会によりますと、複式学級は一般校と比べ学習内容にズレが生じやすいということで、統合の場合は教員を増やすなどして対応していくということです。なお、学校の適正配置基準は1学級20から30人とされています。
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