2023年04月19日 15:01更新
町内会などが取り組む防災活動のヒントにしてもらおうと、NHKとJCVが18日(火)に防災セミナーを開きました。
このセミナーは災害連携協定を結んでいるNHK新潟放送局とJCVが開いたもので、町内会の防災担当者や市民などおよそ40人が参加しました。
講師を務めたのは、防災士の資格を持つNHK新潟放送局の狩野史長アナウンサーです。狩野さんは、東日本大震災のアーカイブ映像を見せながら、災害発生時の対応方法について話しました。
そのなかで、津波はふつうの波より規模と力が圧倒的に大きく、水深5000メートルの所では航空機と同じくらいの速さで襲ってくることが紹介されました。
狩野史長アナウンサー
「最も重要を思っているのはメカニズムを知ること」
また、狩野さんは昭和39年の新潟地震で、直江津港に押し寄せた津波の高さが2メートル80センチだったことを紹介したうえで「津波が発生した場合は逃げるしかない」と話しました。
狩野史長アナウンサー
「実体験の映像を見ることで災害を経験せずとも怖さが分かる。日頃の積み重ねや冷静さ、起こることを想起できるかが重要。こういう機会に(怖さを)共有してもらえれば命が助かるかもしれない」
このほか、防災士の資格を持つNHK新潟放送局の三浦学登さんが、上越市のハザードマップを紹介しながら、自分の家が浸水する危険性を確かめるよう呼び掛けました。
そして高田城址公園やJCVのスタジオが、水害にあった場合のイメージをCGと映像を重ねて紹介しました。
来場者
「自分の住んでいる家の近くの避難場所や避難所をもう一度調べる。安全かどうか見てみる」
「映像を用いた話が多く、災害の怖さなどが勉強になった」
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