2023年04月14日 19:17更新
上越市桑取地区にある古民家カフェ「平左衛門」が14日(金)から今シーズンの営業をはじめました。今年はオープンから10年目、地域の憩いの場として変わらず親しまれています。
平左衛門カフェは桑取地区の最も奥、横畑にあります。築180年の古民家を地元住民やボランティアなどが10年かけて改装し、地域の憩いの場として愛されてきました。今年はオープン10年目の節目をむかえます。
松川菜々子さん
「地域の人の協力でやっと10年。最初はスイーツとドリンクのみの提供だったが、お客さんからもっと長くいたい、地元のものを食べたいという声があり、今は地域こだわりの山菜などを出せるようになった」
14日(金)は冬の休業を経て営業初日、さっそく地元住民などで賑わっていました。
人気メニューは「くわどりごっつぉ定食」です。コゴミやコシアブラなど7種類の山菜を使った料理、そこに自家製味噌を使った味噌汁など盛りだくさんです。
また、オープンにあわせて桑取産のそば粉「とよむすめ」を使った十割そばが、15日(土)、21日(金)、22日(土)の各日20食限定で提供されます。
訪れた地元の人は「オープン楽しみにしていた里山の風景と雰囲気が、10年変わらずに好き。集落の中でも一番奥の静かなところで、地域の自慢の場所」と話していました。
カフェを訪れる人は年々増えていて、1年目は1200人でしたが、9年目の去年は2600人でした。カフェを運営する「NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部」では、里山ならではの食や文化を発信する場として、古民家を守っていきたいと話しています。
松川菜々子さん
「ここを通じて、郷土の味を発信したい思いは強くなった。食事だけでなく、四季折々の景色と合わせて里山の魅力を堪能してほしい」
平左衛門カフェの営業は毎週金、土、日曜と祝日です。
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