2023年02月06日 18:27更新
去年12月に営業運転を開始した東北電力上越火力発電所の1号機が、世界最高の発電効率を達成しギネス世界記録の認定を受けました。
ギネス世界記録の認定を受けたのは、上越市八千浦にある東北電力上越火力発電所の1号機です。1号機は、LNG・液化天然ガスを燃料に使い、発電出力は57.2万キロワット。一般家庭およそ80万世帯分の供給ができます。
発電のしくみは、ガスタービンと蒸気タービン2つの力で発電機を回します。今回、その発電効率が63.62%を達成し「最も効率の高いコンバインドサイクル発電設備」として、先月24日ギネスの世界認定を受けました。
6日は、東北電力上越火力発電所の西村由明所長が、中川上越市長を訪問しギネス世界記録を報告しました。
中川上越市長
「すばらしい」
東北電力上越火力発電所 西村由明 所長
「このように市長に報告ができてほっとしている」
東北電力は、昭和59年に聖篭町の東新潟火力発電所で、日本で初めて「大容量コンバインド・サイクル発電」をスタートして以来、発電効率の向上に取り組んできました。
その中で、上越火力発電所の1号機では設備メーカーと共同開発した「強制空冷燃焼器システム」を導入したことが、世界認定を受ける決め手となりました。
西村所長
「世界最高効率を出せる発電所ができて所員一同、喜びをかみしめている。低廉な電気を送り安定供給するのが電力会社の使命。少し達成できた」
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