2017年08月27日 15:42更新
黄金色に輝く稲穂。実りの季節がやってきた。上越市頸城区の農事組合法人 蛍の里では、
地域の中でも一足早く、早生品種の米の稲刈りが始まった。
コンバイン3台を使って刈り取られたのは、早生品種のもち米「わたぼうし」と
酒米の「五百万石」、およそ4ヘクタール分。
ことしは5月下旬から6月上旬にかけて、気温が低い日が続いた影響で、
出穂の時期が遅れたこと。また、梅雨明け後も雨の天気が続き、日照不足となった影響で、
去年と比べると8日ほど遅い稲刈りの開始となった。
米の粒も例年と比べると、まだ小さい状況で可能な限り稲刈りを先延ばししたい状況。
しかし、蛍の里の米の作付面積は約110ヘクタール。
この時期から稲刈りをしないと今後の刈取りや乾燥のスケジュールに影響がでるので、
苦渋の決断となった。
蛍の里の辻 勉 代表理事組合長は「待ちに待った収穫の秋。刈取りはまだ早い気もするが、
また雨が降る見込みがあり、仕様がない。日照不足による小粒が心配なほか、
昨年よりは減収になるのかなと心配している状況。だが、天候次第だが、稲刈りの中期から後期にかけては
少しは良いのかなと考えている。大豊作になってくれればいいのだが…」と述べ、
自然相手には敵わないと話していた。
一番の繁忙期はコシヒカリの稲刈りがはじまる来月中旬。蛍の里の稲刈りは10月中ごろまで続く。
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