2022年08月10日 16:34更新
妙高市は、住民票の交付やマイナンバーカードの申請などができる車を「移動窓口号」として導入し、10日(水)から新井南部を中心に業務をはじめました。
「移動窓口号」はワンボックスカーの内部にテーブルを置き、対面で業務ができるよう改造しました。さらにインターネットを使って、移動先と市役所をオンラインで結ぶことができます。
これにより、住民票や印鑑証明の交付、マイナンバーカードの申請ができます。運行されるのは新井南部にある水原、泉、平丸、長沢の4地区です。この地域には250世帯500人ほどが暮らしていて、車はそれぞれ月1回訪問することになっています。
初日はさっそく、泉地区で業務が行われ、住民がマイナンバーカードの申請を行っていました。
利用した住民は、「市役所は遠い。ここから15キロはある。車に乗れる人は良いがバスで行くと時間的に困る。このように来てもらうと助かります」と話していました。
移動窓口号は、市が、国の補助金を活用し650万円かけて導入しました。市によりますとこうした車を本格導入するのは県内初めてということです。
この日は、オンラインで、本庁の福祉部門と相談する住民もいました。
妙高市地域共生課丸山孝夫係長は「専門的な知識を持った各課の専門職と直接相談することでいち早い円滑な対応ができる」と成果に期待していました。
移動窓口号は、新井南部だけでなく、将来的に妙高地域や妙高高原地域での運行も見据えています。
また、市役所で感染クラスターが発生した時の臨時窓口、さらに、災害発生時の現場対策本部としての活用も見込まれています。
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