2022年07月22日 18:25更新
上越市板倉区にある旧藤田家住宅など、上越市内の7つの歴史的建造物が国の登録有形文化財に登録される見通しとなりました。
7つの歴史的建造物は以下の通りです。
■上越市板倉区針 旧藤田家住宅の主屋と土蔵 現在はそば処いたくら亭として使用されている建物。
■上越市北本町1丁目、高野醤油味噌醸造店の店舗兼主屋。
■上越市中央3丁目、旧酢屋呉服店、店舗兼主屋と土蔵。
■上越市東本町2丁目にある旧早川タンス店、現在の越後高田樂市樂座。
このうち板倉区針にある旧藤田家の住宅主屋と土蔵は、医者の住宅と、診療を兼ねた建物でした。現在は、そば処いたくら亭として使用されています。
主屋は大正12年に建てられ、これまで2度改修されています。入母屋造りの和風の医院で、天井が高く、建物内部に蔵があります。
土蔵は、主屋の北側にある渡り廊下で繋がっていて、建物全体が、鞘(さや)と呼ばれる板で覆われています。
こちらは東本町2丁目にある、旧早川タンス店です。昭和22年に建てられ、軒が前に張り出した出し桁造り(だしげたづくり)で、雁木がついているのが特徴です。
2階には当時から変わらずタンス作りの加工場や、荷揚げ口が残されています。
建物の持ち主、永見完治さんは「有形文化財登録を生かして町おこしに貢献できればうれしい。公開する日を決めて、来られた方には丁寧に説明をしたい」と話しています。
国の文化審議会は22日、この7件すべてを国の登録有形文化財に登録するよう答申しました。登録されると上越市内の国の登録有形文化財は、42件になります。
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