2022年06月05日 06:17更新
農家の高齢化による担い手不足を解決しようと、この春に上越市清里区で結成された「星の清里協同組合」。田植えなどに社員を派遣する事業が順調なスタートを切りました。
「星の清里協同組合」は、農家の高齢化による担い手不足を解決しようと、清里区にある7つの農業法人などが立ち上げました。具体的には組合として社員を通年雇用し、組合の加入事業者に派遣する形となります。
ポイントは派遣先を1か所に限らないこと。社員が農作業などの内容に合わせながら、複数の事業者を掛け持ちします。
そのうち「グリーンファーム清里」には橋本陽介さんと小日向誠さんの2人が派遣され、田植えや田んぼの整備などに汗を流しました。2人は6月からの採用ですが、ここまでに1か月ほど、農作業などの研修を受けています。
橋本陽介さん
「前職は群馬県で畜産業をしていた。新潟の農業大学校で学んだため、いずれは新潟県で働きたいと考えていた」
小日向誠さん
「組合の保坂理事長と前職(農済)からの付き合いで、声をかけてもらった。楽しく毎日仕事している」
保坂一八 代表
「(田んぼ)面積も毎年増えていて、ブドウや畜産など事業も増やしている。人手はいくらあっても足りない」
組合の立ち上げには、国の「特定地域づくり協同組合制度」を利用しました。こうした取り組みは県内で2例目、上越市では初めてです。
現在の社員は3人で、今年度中にもう1人雇用することにしています。
保坂一八 代表
「『ようこそ清里へ』という気持ちで、地域を盛り上げていきたい。大きな期待をしている。都会からも人を呼んで、活性化するような地域にしたい」
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