2022年04月28日 09:20更新
還付金詐欺や、架空請求詐欺といった特殊詐欺の被害を防ごうと活動する推進員の委嘱式が27日に妙高警察署で行われました。
特殊詐欺の被害を防止する推進員は、主にお年寄りを対象に活動しています。今年度は5人が任命され、このうち2人が新任です。
活動はボランティアとして、市民に注意喚起の声掛けをするほか、特殊詐欺の手口を書いたチラシを配ったりします。
妙高警察署 大竹健一署長
「特殊詐欺の撲滅は警察の力だけではできない。みなさんの理解や力添えが必要。広報が浸透しにくい方へも特殊詐欺の知識が浸透するようお願いします」
妙高警察署管内では去年12月、架空請求詐欺で70代の男性が620万円の被害にあっています。
推進員に新しく任命された僧侶の古見豊さんは日頃から、地域で特殊詐欺が話題になっていると話します。
新任推進員 古見さん
「私が一番危惧するのは被害者の心。お金をなくした上に家族に責められる。被害者の気持ちをどうケアするのか。被害者の心に寄り添う取組みが必要」
このほか、特殊詐欺では犯人が通話の録音を嫌うため、警察では「録音しています」とアナウンスが入る、防犯機能付きの電話の普及を推進しています。
古見さん
「特にコロナ禍で人との交流が減少。ひとりで考えがちになる。資料に『考える隙を与えない』とある。『あやしいと考えましょう』と声をかけたい」
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