2022年04月24日 04:32更新
妙高市は、燃えるゴミの収集回数が地域によって異なっている状況を改善し、来年4月1日から、全市で週2回に統一することになりました。
これは18日に開かれた妙高市の環境衛生対策に関する総会で明らかになりました。それによりますと燃えるごみの収集は現在、新井地区や旧妙高高原地区などが週3 回、旧妙高村などが週2回となっています。
これを市は来年4月1日から、市内全域で週2回に統一します。これにより、市民の不公平感を無くすとともに、ゴミの減量化やリサイクルの促進につなげたいとしています。
市によりますと、家庭から出る燃えるゴミの量は、令和2年度までの5年間、毎年5500トン余りで変わっていません。逆に市民1人あたりが1日に出すゴミの量は少しずつ増えて、令和2年度は482グラムとなっています。こうした状況をふまえ、市は令和7年度までに市民1人あたりの量を72グラム減らし、410グラムとする目標を掲げています。72グラムはトマト半分ほどの量にあたります。
これによって、年間あたりの燃えるゴミの量は現在より1000トンほど少ない4500トンほどになり、二酸化炭素の排出量を大幅に減らすことができると見込まれています。
また、現在使っている指定ごみ袋の値段を同じく来年4月1日から値上げする方向で検討をはじめました。
その理由は、ゴミ処理施設の大規模改修などの経費がかかり、ゴミ処理費用に占める市民の負担率30%が達成できなくなっているためです。
値上げ幅は今年9月の市議会で審議されます。
環境対策に協力する市民
「ごみを減らし分別を正しくするのは大切。われわれが日頃からPRして協力を願う」
妙高市では、生ごみを減らすため、微生物や発酵の力でゴミを分解する段ボール型のコンポストや「キエーロ」という道具を市民に勧めています。
詳しくは、市の環境生活課にお問い合わせください。
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