2021年12月11日 15:57更新
土木を学ぶ県立高田農業高校の生徒が8日、地元の建設業者から指導を受け、コンクリートを型枠に流し込む「打設工事」を体験しました。
工事を体験したのは、県立高田農業高校農業土木科の3年生40人です。取り組んだのはコンクリートの打設です。校内で全長30.8メートル幅2.1メートルのコンクリート製の通路を作ります。生徒は下準備として、半月かけて型枠を組み立て鉄筋を組んできました。
この日は、そこにコンクリートを流し込んでからコテやバイブレーターと呼ばれる機械を使って平らにならしていきました。作業を指導したのは、県建設業協会上越支部の青年部会です。
生徒からは「思った以上に難しかった。平らにならす作業に技術がいる。あまりキレイにできなかったが平らにできて良かった」「最初からこの作業に興味があり楽しかった。うまくいった。将来はこうした仕事に就きたい」といった声が聞かれました。
コンクリートを使う作業は土木工事に欠かせません。学校の授業でもコンクリート打設を学びますが、今回の様に大掛かりで本格的なものは初めてということです。体験学習は、学校からの要望に応え青年部会が資材を提供し実現しました。
高田農業高校の遠藤正斗教諭は「生徒がすごくイキイキしてよかった。建設会社に就職する生徒もいるのでメリットを感じている」と手ごたえを感じているようでした。
青年部会の岡田繁継部会長は「生徒にとってすべてが初めての体験だろう。次の就職や人生につながれば良い。建設業に興味を持ってほしい。」と話していました。
この後の工事は、コンクリートが固まった後、型枠を外しまわりを整地すると完成するということです。
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