2021年09月27日 16:55更新
市民有志らで作るプロレスの興行が2年ぶりに、26日に佐渡市相川地区で開催されました。同時にメディア出演や講演などでも活躍する蝶野正洋さんが来島し、AEDに関する講習も行われました。
蝶野さんは、公益財団法人日本AED財団のAED大使として、救急救命や地域防災の普及啓発活動に取り組んでいます。この日は、佐渡市消防本部の協力のもと、AEDの使用方法や重要性について蝶野さんが経験談なども交えながら話しました。
蝶野正洋さん
「昔は、救命活動は医療関係者やプロフェッショナルに任せるのが普通だったが、今は変わりました。救急隊員が到着するまでの間、できることをしましょう」
後半には参加者が実際に使い方を体験し、新型コロナウイルス感染に注意した手順などについても確認していました。
そして、午後5時からは、2年ぶりとなるプロレス興行が開催されました。
今年は島内在住者限定でチケットが販売されましたが、プロレスファンなどおよそ250人が来場し、アジャコングさんをはじめ、個性豊かなプロレスラー10人による迫力ある試合が展開されました。
なお今年は、1試合ごとにリングを消毒したり、観客の声を出しての応援を禁止するなど、新型コロナウイルス感染対策が徹底されました。レスラーも定期的な検査を実施して来島したということです。
集まった観客は、手拍子で精いっぱい応援をおくり、声を出せない中でも会場は盛り上がりを見せていました。
観客
「レスラーたちが、観客を楽しませようとする気持ちがひしひし伝わってきて、本当にいい大会でした」
またこの日、試合の合間には、蝶野正洋さんと、かつて新日本プロレスで活躍し、現在は地元相川に住む小杉俊二(こすぎしゅんじ)さんによるトークバトルも繰り広げられ、観客を楽しませました。
興行を主催した市民団体AWGPの北村龍代表
「感染状況によっては、大会開催を断念することもあり得たが、無事に開催できて安心している。観客もプロレスに笑顔や元気をもらえたようで良かった」
会場では、地元民謡団体による佐渡おけさなども披露され、大会に華を添えていました。
佐渡テレビジョン
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