2021年06月29日 15:09更新
赤ちゃんとふれあって家族や命の大切さを学ぶ授業が29日、妙高市立妙高中学校でおこなわれました。
この授業は、子育ての実際や命の大切さを学んでもらおうと、妙高市が市内3つの中学校で毎年開いています。例年であれば赤ちゃんとその母親が参加していましたが、去年から感染対策のため人形を使って実施しています。
29日は妙高中学校の3年生26人が、妊婦体験や抱っこの練習をしました。講師を務めたのは市内で助産師として働く本道さとみさんです。
人形の大きさは、日本人の赤ちゃんの平均といわれる身長50センチ、重さ3キロです。
本道さんは「親になる人でも、出産するまで抱っこの経験がない人がいる。中学生のうちに体験することで、少しでも将来に役立てば」と話していました。
その後、人の体や出産について話を聞きました。本道さんは、一人ひとりの命が誕生することは、命のリレーや周囲の支えなどたくさんの奇跡が重なったことだと話しました。
授業後、生徒は「命がつながることはすごいことで、自分が今ここにいることは奇跡だと思った」「妊婦さんはお腹が重たくて大変。周りにいたら助けたい」などと話していました。
本道さんは「一人ひとり、幸せになってほしいという誰かの願いが込められて生まれてきた。今生きていることは、育ってほしい、生きてほしいと願う人がいるからだということを伝えたかった」と話します。
授業はこの後、新井中学校と妙高高原中学校でも行われます。
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