2021年04月22日 15:39更新
心で叫ぶヤァーチョイ!
上越市春日地区にある春日神社で22日、春の例大祭が執り行われました。コロナ禍のため、去年に続いて神輿や山車の巡行は中止となり、神事のみとなりました。
春日神社は奈良の春日大社の分社で、平安時代の西暦958年に春日山の山頂に開かれたのがはじまりとされます。その後現在の場所に遷座してから、およそ600年の歴史があります。
春の例大祭は例年、氏子など200人ほどが「ヤァーチョイ」の掛け声とともに、神輿や山車で5つの町内を練り歩きます。しかしコロナ禍のため、去年に続き、今年も中止となりました。
2018年の様子
22日は本殿の神事で、氏子や地元町内会長など6人が玉串を捧げました。
春日町内の氏子総代水澤和彦さんは「やはり寂しいよねという声はある。神輿を担いで2、3日肩の腫れが取れず、足が痛いのが楽しみであり、苦しみでもあって、それを味わえないのは若い人にとっては物寂しく感じている。コロナを恐れず、来年には盛大にできるよう期待している」と話していました。
春日神社は去年社殿改修が終わり、竣工祭は行われましたが、関係者が集まる奉祝祭と祝賀会はまだできていないということです。
風間常樹彦宮司は「まず私たちの生活基盤である五穀豊穣が豊かに実るよう祝詞を奏上した。その中に、早くコロナ禍が収束して安心して生活できることも奏上した。神社の歴史が始まって以来のこと。伝統行事が中断されると復活するときに非常に力が要る。なんとか来年は盛大にやりたい」と話していました。
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