2017年06月04日 19:52更新
火災時に使用する消防ポンプの扱いのスピードや正確性を競う大会が4日上越市で開かれ、消防団員が日ごろの訓練の成果を披露した。
大会は競技を通じて消防団員の技術向上や消防に対する意識高揚を目的に毎年実施している。
この日は旧上越市がエリアとなる上越方面隊の消防団員約450人が出場した。
競技はポンプ車と小型ポンプの2部門。出場者はポンプ車からホースを引いて放水し、火に見立てた的を倒す。これは効率的な消火活動の一連の動作を競技にしたもので、上越消防の隊員が速さと作業の正確さを審査する。
競技の結果、ポンプ車部門は第三分団が、小型ポンプ部門は高士分団が優勝した。
ポンプ車部門で優勝した第三分団の山岸友和さんは「一生懸命早朝から練習してきて、成果が出てうれしかった。」と優勝を喜び、18日に行われる上越市消防点検に向けて、「消防点検まで2週間ある。きょう出来なかったことをみんなで練習して、次も良い成果を収められるようがんばりたい。」と抱負を語った。
上越市消防団の大島正春団長は消防点検に出場するチームに「あと2週間、残ったチームは平常心のまま気持ちを持って、最後の訓練に励んでほしい」とエールを贈った。
6月18日(日)に開催される上越市消防点検にはポンプ車部門は上位3位まで、小型ポンプ部門は上位4位までが出場できる。なお、消防点検の優勝チームが7月30日に三条市で開かれる県大会に出場する。
上越市消防点検に出場するチームは以下の通り。
■ポンプ車部門:第三分団(1位)・第一分団(2位)・第四分団(3位)
■小型ポンプ部門:高士分団(1位)・八千浦分団(2位)・保倉分団(3位)・三郷分団(4位)
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