2020年09月18日 14:55更新

18日から全国一斉に秋の全国交通安全運動が始まった。上越警察署では出発式が行われ、歩行者の安全や夕暮れ時の事故防止を呼びかけた。

秋の交通安全運動のスローガンは「あおらない 優しい気持ちで 走る秋」。新潟県警は、特に横断歩道での歩行者の安全確保に重点をおいている。上越警察署の牛嶋眞課長は「横断歩道で車が一時停止しないことが見受けられる。この運動を通して呼びかけていきたい」と話していた。

出発式には警察や市の関係者などおよそ50人が参加、上杉おもてなし武将隊が出陣のかちどきをあげた。

上越警察署によると、今年管内で発生した交通事故は17日までに104件で、去年の同じ時期と比べて39件少なくなっている。一方死亡事故では、7月に19歳の若者2人が、8月には横断歩道を歩行中の高齢者が命を落とした。牛嶋課長は「これから夕暮れが早くなるため、これまで以上に歩行者に注意して運転してほしい。また歩行者も車の動きに注意して横断歩道を渡ってほしい」と注意を呼びかけた。

秋の全国交通安全運動は今月30日まで実施される。