2020年09月22日 04:00更新

旧頸城鉄道の車両を一般公開する人気イベントが、10月10日（土）に上越市頸城区百閒町の「くびき野レールパーク」で開催されます。

頸城鉄道は現在のJR信越本線･黒井駅から北越急行ほくほく線･うらがわら駅付近までの15㎞を結んでいた鉄道で、大正から昭和にかけて旅客や米などの貨物輸送に活躍しましたが、輸送量の減少により1971（昭和46）年に廃止になりました。

その後、市民団体「くびきのお宝のこす会」が、かつての頸城鉄道の中心駅であった「百間町駅」跡地の周辺に、当時活躍していた車両や資料を展示し、年に数回一般公開しています。パーク内には頸城鉄道の旧本社屋や一部車庫が今も残されています。

当時を感じさせるレトロな雰囲気の車両に体験乗車できるとあって、毎回幅広い年代の人たちが集まる人気のイベントとなっています。

ホジ3

当日は、動態保存されているDC92やホジ3の乗車体験が行われます。こちらはコロナ対策のため、乗車人数を1回20名に限定して行われます。

また、蒸気機関車2号機「コッペル号」をはじめとする旧頸城鉄道車両の写真撮影会や、ミニトロッコ「ケロッコ号」の乗車体験、糸魚川ジオパルのジオラマ模型運転会などが予定されています。さらに、来場した子どもたちに頸城鉄道車両の塗り絵がプレゼントされます。

コロナ禍以降、毎月2回開催されていた一般公開はすべてが中止になり、今年度の一般公開は今回の1回のみです。

くびきのお宝のこす会の西山さんは「今年最後の開催月になんとか開催することができそうです。十分なコロナウイルス感染症対策を行いますが、皆さんもマスクの着用、会場での検温をお願いします。また、3密を防ぐため、乗車体験の乗車人数も制限します。ご理解とご協力をお願いします」と話しています。

くびき野レールパーク 10月一般公開
■日にち：10月10日（土）
■時間：9:00～15:00
■場所：くびき野レールパーク
※直江津駅からのシャトルバスの運行はなし
■問合せ：℡090-1424-2069（くびきのお宝のこす会・西山）