2020年03月21日 20:03更新
小学生がヨモギの葉を集めて、もぐさの原料として販売、そのお金で本を買うという、かつて上越地域の里山にある小学校で行われていた取り組み「ヨモギ文庫」。この「ヨモギ文庫」を復活させて、子どもたちに読書の喜びを伝えようと、上越市の青年実業家が寄付を募っている。
上越市内で畳やふすまなどを扱う内装業を営む小嶋宏志さん。小嶋さんは、畳の納品先で「ヨモギ文庫」の存在を知った。「ヨモギで学校図書を買う取り組みに感銘受けた。長岡の米百俵の精神にもつながる」と感じ、昨年6月から友人たちとその復活に取り組んだ。
計画の柱は、小嶋さんが開発に関わったヨモギの薬草ドリンクなどを販売し、その売り上げの一部を市教育委員会に寄付、学校図書の購入にあててもらおうというもの。
また、小学生にヨモギ文庫の存在を広く知ってもらおうと、地元のイラストレーター、ひぐちキミヨさんに文庫をテーマにした絵本を描いてもらうことにした。
絵本は350部つくって、小学校や図書館などに寄贈。計画を実現するための資金は、クラウドファンディングで集める。目標額は120万円。
寄付は、3,000円から30万円まで5コースあり、金額に応じて絵本や薬草ドリンクなどが返礼品になる。
小嶋さんは「子どもたちが自然を愛する心、購入・購買を通じた地域還元、里山を守ることにつながれば」と話している。
クラウドファンディングの受付は4月27日(月)まで。小嶋さんは6月末には絵本を完成させたいと意気込んでいる。
詳しくは https://readyfor.jp/projects/moxa100100
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