2020年01月08日 19:05更新
8日の上越地方は南風の影響で気温が15℃を超え、季節外れの暖かさとなった。この冬は暖冬少雪のため、雪を利用するイベントに影響が出ている。
長岡市の気象予報会社スノーキャストによると、低気圧や前線が北陸地方に接近、通過した影響で雨や風が強まった。日中は南風の影響で、各地で気温が上がった。高田は15.5℃、大潟は14.4℃と4月上旬並みの暖かさになった。
高田市街地を歩く住民は「一時寒かったが、最近はそんなことはない。今年は雪かきせずに楽です」「例年は雨ではなく雪かみぞれが降る。今日の雨は全然冷たく感じない」と話した。
一方でこんな心配も。住民は「夏の水不足が心配、雪解け水も大切だ。除雪業者は仕事がなくて大変だと思う」とも話した。
少雪は冬のイベントにも影響している。上越市では、109年前の明治44年1月12日、レルヒ少佐が日本で初めてのスキーを伝えた。それと同じ12日(日)、少佐の功績を称える恒例の顕彰会が金谷山で予定されている。
当日は少佐が伝えた一本杖スキーが披露されることになっているが、会場となる金谷山には全く雪がない。市は8日夕方、降雪が見込まれないとして、一本杖スキーの中止を決めた。一方、レルヒ像への献花などは予定通り行う。
市によると過去10年間、雪がなくて一本杖スキーができなかったことはなかったという。向こう一週間は最高気温が平年より高く、平野部では曇りや雨、またはみぞれの日が続く見込み。
※ご覧の記事の内容は2020年1月8日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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