上越地域消防局の新庁舎で村山市長が年頭の訓示

2020年01月08日 18:49更新

12月末に上越地域消防局・上越消防署の新庁舎が上越市藤野新田に完成した。上越地域消防消防事務組合の管理者である村山市長が8日、新庁舎で年頭の訓示を行った。 Still0108_00000 (1) 上越地域消防局・上越消防署の新庁舎は関川右岸、リージョンプラザ上越の向かい側に完成。これまで南消防署内にあった消防本部と老朽化した北消防署の機能をあわせた施設になる。上越ICの近くということで、より機動力の高い消防活動が可能となる。新庁舎は5階建てで市内の公共施設として初の免震構造となっている。 Still0108_00002 訓示では事務組合の管理者である村山市長が80人の消防職員を前に「地域の防災拠点の象徴を意識して機能を十全に発揮する取り組みを」と激励した。新庁舎は119番通報を一括管理する高機能消防司令センターとなる。消防本部によると、去年の上越市、妙高市の火災発生件数は38件で昭和47年の事務組合の発足以来、過去最も少なく、死者はいなかった。村山市長は「死者数０を特筆したい。良かった。市内では民泊など新たな形態の施設状況も変わってきている。時代の変化を先取りし、地域実状にあった予防行政の展開を」と職員を促していた。 Still0108_00001 新庁舎では現在、引っ越し作業が進められ、3月17日に指令センターの切り替えを行い、運用を開始する予定。組合の伊藤公雄消防長は「新庁舎は訓練環境がしっかり整っている。地域防災力を向上させる訓練施設を様々な形で取り入れた。市民の身近な思いに応える消防署になるよう、地域の消防防災の核として安心安全を提供していきたい。」と話している。 Still0108_00004