2019年08月27日 16:04更新
妙高市の30代女性が27日、警察を名乗る男などにキャッシュカード5枚をだまし取られる事件があった。女性がすばやく口座を凍結したため、現金引き出しには至らなかった。今月20日にも上越市で似たような手口による被害があり、警察では注意を呼び掛けている。
警察によるときょう、妙高市に住む30代女性の自宅に警察署員を名乗る男から電話があり、「詐欺事件で捕まえた犯人がお宅の個人情報を悪用していた。口座を凍結するので銀行の名前や暗証番号を教えてほしい」などと話した。
女性は話を信用して、口座や暗証番号を教えてしまう。
さらに、男はこれから警視庁の者が行くのでカードを渡すようにと指示。約1時間後、清水と名乗る男が現われ、女性が封筒に入ったキャッシュカードを見せたところ、「封印したいのではんこを持ってきてほしい」と言われ、印鑑を取りにその場を離れた隙に、封筒の中のカードを偽物にすり替えられ、キャッシュカード5枚を盗まれた。その後、被害に気付いた女性はただちに警察に通報、金融機関に口座凍結を依頼した。
その結果、カードを使った現金引き出しには至らなかったということ。
<訪ねてきた男の特徴>
・30代後半
・がっちりした体格
・黒の半そでシャツにカーゴパンツ
妙高警察署管内での特殊詐欺の被害は今年に入って初めて。
また、今月20日に、上越警察署管内で似たような事件が起きているため、警察では関連性を調べるとともに犯人の行方を追っている。
警察がキャッシュカードの情報について聞くことは無いということで、電話の相手が警察を名乗っても金の話が出た場合は一度電話を切り、警察に相談してほしいと呼びかけている。
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