2019年07月11日 15:00更新
上越市内の町内会長が少子高齢化への取り組みについて考える集いが開かれた。この集いは町内会長が集まり、それぞれが抱えている課題や取り組みを共有し、より良いまちづくりを目指そうと毎年開かれている。
この日は820ある町内会から623人が参加。その中で、国府一丁目町内会からは、災害で避難する時など、ひとり暮らしのお年寄りがどこにいるか、どんな健康状態なのかを知らないと助け合うことができないとして、社会福祉協議会などと協力して、「支えあいマップ」を作成したと報告があった。
マップでは、お年寄り世帯や障害のある人を中心に健康状態などを、色分けしていて災害時に誰を優先的に手助けするか対応できるという。
町内会長の植沢収会長は「マップを作ったことで、訓練中に『班内で足の不自由な高齢者がいるので搬送する』という声があった。完成から4年。認識されてきた成果が出た。」と話した。
話を聞いた参加者は「班ごとに責任をもって調べたことが参考になった。自分の町内ではお互いに顔の見える町内会にしていきたい。」と話した。また、町内会で防災士を担当しているという参加者は「自分の町内は防災意識が高い。何度も繰り返し忘れないことや若い人をどう参加につなげるかが課題。名簿やマップを参考に今後の活動につなげたい。」と話した。
この他、全国放送の番組で気象予報士として活躍している天達武史さんが講演した。
天達さんは「気象予報から見る災害への備え」と題して竜巻やゲリラ豪雨から身を守るための対処法を紹介。「ゲリラ豪雨の予兆として強い雨が降るほど風が吹く」と話し。「雨粒が雲から地上に落ちるまで約7分。その前に空気だけが吹き降りてくることにより冷たくて湿った風を感じることがある。その数分後には強い風が吹くことが多い」と話した。
※ご覧の記事の内容は2019年7月11日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 7月11日 19:00~ 7月18日 19:00まで)
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