2019年06月15日 17:51更新
上越市立水族博物館うみがたりで15日から「うみのごみ」をテーマにした特別展が開かれている。
特別展は、海水浴など海のレジャーシーズンを前に、世界中の海で問題になっているプラスチックごみについて知ってもらい、環境保全の意識を高めてもらおうと、うみがたりが初めて企画した。会場には、空のペットボトルや弁当の容器など直江津の海岸に漂着したごみが展示されている。
この写真はリング状のプラスチックが口にはまったまま死んだアザラシ。捨てられたごみが、生き物へ影響を及ぼした例なども紹介されている。
この他、生き物たちが見ている海底をイメージした水槽が展示されている。ごみがたまった海と、キレイな海では生態系の多様性が異なることが見てわかる。
ごみのたまった水槽
キレイな水槽
うみがたりによると、海のごみは、浜辺や海岸だけで捨てられたものではなく、山や陸で捨てられた後、雨や風、川に流され海にたまっていくことが多いということ。
訪れた小学生は、「海にごみを捨ててはいけないと思った。海ではなくてもごみを拾って、自分でも捨てないようにしたい」と話した。
うみがたりの須藤耕佑 さんは「ごみの中には化学物質が含まれていたり色々な物がある。それが海洋汚染につながる。目の前に広がる日本海を皆さんの力で守っていきながら海洋生物に親しんでほしい」と話ている。
特別展「うみのごみ」は、来月31日まで上越市立水族博物館うみがたりで開かれている。
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