2019年04月04日 17:30更新
上越市の中央保育園と古城保育園が統合して、新しく「なおえつ保育園」に生まれ変わり、4日に入園式が行われた。
なおえつ保育園は、中央保育園と古城保育園が統合して西本町4丁目、旧直江津図書館・社会教育館の跡地に新しく完成した。新たに入園したのは0歳から4歳までの62人。移転してきた園児とあわせると全体で184人と市内で4番目の園児数になる。式では新入園児の名前が呼ばれると1人ひとり「ハイ!」と大きな声で返事をしていた。つづいて在園児が歓迎の言葉と歌を贈った。
なおえつ保育園は鉄筋コンクリート造2階建てで敷地面積は3655㎡。職員は保育士など53人。施設の建築総事業費は約9億2,700万円。それぞれの保育室が遊技場を囲むセンターホール形の構造になっていて、どの部屋にも天窓からふんだんに自然光が入る。
また海に近いこともあり、園の塀には海の生き物をテーマにした陶板レリーフが飾られている。これは去年夏に地元の陶芸家、高井進さんの指導で統合前の園児たちがつくった。中央保育園卒の保護者は「明るくて開放感のあるホール。子どもはのびのび遊んでくれそうで安心して預けられる。自分の母園は無くなったが、ここが子どもの母園となって新たに引き継がれていけば」と話した。
宮本エリ子園長は「園舎が広くて子どもが多いので職員も動きが大変だが、園児は初日緊張したものの2日目から元気よく登園してくれている。古城・中央保育園や地域の人からも70年ほど続いた歴史を惜しむ声があったが、『ありがとう』と送り出してくれた。この地で長い歴史を作ってもらい、世の中に貢献する子どもたちが巣立っていってくれれば」と話していた。
6日(土)午前9時からは竣工・開園式が開かれる。
※ご覧の記事の内容は2019年4月4日(水)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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