2019年02月07日 20:53更新
24年前に発生した7.11水害のような大きな洪水被害に備えようと、県は関川水系の整備計画を策定している。計画についての住民説明会が6日、妙高市で開かれた。
関川圏域では昭和40年から平成29年までの半世紀に9回、洪水による被害が発生した。関川圏域には78の河川がある。そのうち、戸野目川や矢代川などについて、県は10年に1度程度起きる洪水には耐えられるものの、それより大きな洪水では危険と判断し、今後20年から30年の間に河川整備を進める方針。
整備の対象となったのは、上越市の戸野目川、飯田川、谷内川、桑曽根川、錦川、柿野川、儀明川、妙高市では矢代川の8本。
6日に妙高市で開かれた住民説明会では、上越地域振興局の職員が今後の整備計画について説明した。
説明を受けた住民からは「30年をかけて整備するとあったが、集中豪雨がいつ起きるかわからない時代。完成しても、30年後ではお粗末なものになりかねない」と計画への質問や意見があがった。
これを受け、上越地域振興局の職員は「計画は一回作って終わりではなく、今後の状況に応じて見直しや修正を行っていく」と説明した。
上越地域振興局計画調整課の石野友則課長は「上越では昨年度と今年度に雨で避難勧告が出た。近年雨の降り方が厳しくなってきたので、少しでも早く治水安全度を上げていきたい」と話した。
県では2月12日と13日、上越市民を対象にした説明会をそれぞれ市民プラザ、カルチャーセンターでひらく。時間はいずれも午後7時から。事前の申し込みは不要。詳しい問合せは、上越地域振興局へ。
※ご覧の記事の内容は2019年2月7日(木)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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