2017年02月23日 16:49更新
防衛省は23日、3月に行う日米共同訓練の概要を公表した。訓練ではオスプレイをはじめ航空機の運用が計画されている他、訓練の後半では関山演習場が主に使用されることもあきらかになった。
概要によると、訓練には新発田駐屯地の部隊と沖縄県にあるキャンプ・ハンセンの海兵隊が参加する。期間は今年の3月6日(月)から17日(金)までの12日間。
訓練場所は関山演習場と群馬県の相馬原演習場及び相馬原駐屯地。訓練では沖縄県普天間飛行場にある輸送機オスプレイ6機ほどを含めた航空機の運用が計画されている。
公表を受け、上越市の村山市長は「関山演習場における日米共同訓練は、同演習場の所存する中郷区の地域並びに関係住民の皆様の多大なるご理解とご協力の下で行われてきたものと承知している。これまで築いてきた地域との信頼関係を損なうことのないよう、引き続き関係方面に対し、訓練全体の安全の確保と適切な情報提供について特段の配慮を求めていく」とコメント。
また妙高市の入村市長は「航空機の運用に重きが置かれた訓練になるとのことから、市民の関心も高いものがある。これまで築いてきた市民との信頼関係を損なうことがないよう、また当市にお越しの皆様が不安を抱くことがないよう、引き続き関係方面に訓練全体の安全確保をはじめ、特にオスプレイや航空機による訓練には最大限の安全対策を講じることと、訓練内容の適切な情報提供に特段の配慮を求めていく」とコメントしている。
なお、訓練に対する市民の不安感の解消を図るため、上越市と妙高市、並びに両市議会は、来週27日(月)に防衛省 北関東防衛局に連名で要望書を提供することにしている。