2018年10月29日 14:12更新
町家が並ぶ住宅密集地で火災が起きた時、消防署と消防団のすみやかな連携を確かめる訓練が28日、上越市仲町で行なわれた。
訓練は町家などの木造住宅が連なる仲町2丁目で火災が発生し、逃げ遅れた人がいることを想定して行われた。参加したのは、上越南消防署と高田地区の消防団を中心におよそ100人、消防車両は14台が出動した。
住宅密集地での消火活動は道路の狭いところが多く、延焼を防ぐため迅速な対応が不可欠だ。
この日は、地域をよく知る消防団が火元に近い儀明川から水をくみ上げ、すみやかに消防署のポンプ車に中継するなどの連携作業の迅速さを確かめた。
上越南消防署の國弘泰昌署長は「火が強風にあおられる想定なので自然水利(川の水)も使いたい。そのためには消防団との連携が不可欠」と、連携の意義を話す。上越南消防署によると、平成20年から去年までの間に管内の住宅密集地で起きた火災は8件ある。
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