2018年09月27日 15:46更新
妙高市杉野沢地区で特産品を目指している「高原花豆」の収穫が始まっている。
畑に咲いているオレンジ色の花、ベニバナインゲン、通称「高原花豆」。杉野沢では「高原花豆」を町の特産品にしようと、若手農家を中心に3年前から50アールほどを栽培している。
杉野沢特産品生産組合の鴨井茂人さんは「昔から正月や盆など家族・親族が食べるために家庭で育てていた。特産品にする話が出たときは『どうなるの?』と不安の声も上がったが、売れ行きがよく生産が追い付かない状態。今では地域の人が育てたものを買い取っている」と話す。
高原花豆は、標高が高く冷涼な土地ほど育てやすい品種。標高700mほどの杉野沢地区では、昨年収穫した130㎏のうち、3割がA級とよばれる2.5㎝以上の大きさだった。
上がA級・下が通常
今年は、猛暑の影響を受け、去年より少ない100㎏から120㎏ほどの収穫を見込んでいる。
また、高原花豆を作るにあたって野生動物に食べられない点があがった。なにを作っても食べられる一方、高原花豆は狙われにくいという。
普段は、苗名の湯で販売されている。9月29日、妙高市朝日町で開かれるうまいもんまつりには花豆ソフトクリームとして販売される。
収穫が始まった26日には東京都から民泊体験で杉野沢を訪れていた江戸川区立小松川第二小学校の6年生が収穫を体験した。
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