2018年09月24日 12:12更新
上越市頸城区の秋の一大イベント「大池まつり」が24日、大池のキャンプ場周辺で開催され、大勢の家族連れでにぎわった。
まつりのメインイベントは、ニジマスのつかみ取り。開始前から受付には長い列ができるほどの大人気だった。1回の定員は80人で、約250匹のニジマスが特設のプールに放たれた。
子どもたちは、水しぶきを上げながら、夢中になって魚を追いかけていた。
直江津から参加したという小学5年生は1人で10匹捕まえ、家族に満面の笑みを見せていた。
ニジマスは、その場で塩焼きにして食べることができ、家族連れがキャンプ気分を味わっていた。
このまつりは、地元の商工会、振興会、観光協会など多くの団体が協力し、大池周辺ににぎわいを作ろうと20年以上前から毎年開催している。大池では、かつて秋になると池の水を払い、コイを即売していたという歴史があり、このまつりを通じて、歴史や文化を次の世代に伝えたいという地域の思いも詰まっているという。
実行委員会の山本敏行さんは「まつりを通じて大池に愛着をもってもらい、子どもたちが大人になったときに思い出してもらいたい。そんな思いで作りができるまつりにしたい」と話していた。
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