2018年07月20日 19:40更新
この夏は瞽女三昧!上越市東本町1丁目にある瞽女ミュージアム高田で21日から夏の企画展、「瞽女と信仰」が始まる。企画展「瞽女と信仰」は文字通り、瞽女の信心や願掛けと関わりのある資料を紹介するもので、写真パネルなど20点あまりを展示している。これは浦川原区にある杉坪日光寺に祀られる絵のパネル。ここは古くから、眼病回復の信仰を集めた場所で、瞽女が瞽女になる前、家族が我が子を案じて足を運んだり、瞽女自身も絵馬を奉納した。また、高田瞽女は芸能の神「弁財天」を信仰していて、弁財天に関わる各地の寺院の写真パネルなどを展示している。寺町にある天林寺では妙音講の際に瞽女唄が毎年奉納されていた歴史がある。あわせて、上越市立歴史博物館所蔵の仲田大二が描いた瞽女の絵画も2点飾られる。
今回は企画展の会期中に毎日さまざまなイベントが行われる。時間は午前11時から。
(水曜日はお休み)
・21日(土) 瞽女唄の演奏会:横川恵子 ※14時~もあり
・22日(日) 虚無僧尺八演奏(三谷):佐藤和昭
・28日(土)29日(日) 8/4(土)5(日) 11(土)12(日) 瞽女の小噺
また、会期中の平日は瞽女唄で一番人気だった「葛の葉」のアニメ上映や瞽女唄を記録したレコード観賞が行われる。
事務局の小川善司さんは「目が見えないで旅を続ける瞽女をかわいそうだと思っていませんか?そうではないとここに来ればわかる。瞽女は農山村の人々に畏敬の念を持って迎えられていた。その歴史がこの土地に400年も続いてきた文化を皆さんにわかってもらいたい。」と話していた。
瞽女ミュージアム高田
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