2018年07月09日 05:04更新
かなやの里など障がい者施設を運営する上越福祉会が設立40周年を迎え、8日、関係者が集まり記念式典を開いた。
式典には、福祉事業所の関係者や施設の職員などおよそ100人が出席し40年の節目を祝った。上越福祉会は、身体障がい者を対象にした「かなやの里療護園」と知的障がい者を対象にした「かなやの里更生園」を運営する社会福祉法人として昭和53年に設立された。
設立の背景には当時、県内に障がい者施設が新潟市など限られた場所にしかなく、上越地域での施設の整備を求める声が高まっていたことがある。上越福祉会では、その後も地域の多様なニーズに応えるため障がい者の就労支援施設やグループホームなどにも事業を拡大してきた。現在は7つの拠点施設で一日平均600人が利用する県内でも最大クラスの規模となっている。
式典であいさつに立った橋本眞孝理事長は、関係機関や地域住民の協力に対し感謝を表すとともに今後の決意を述べた。そして、「今後も心の通った温かみのある障がい者支援に努める」と決意を新たにした。
上越福祉会ではさらにサービスの充実をはかるとともに、利用者の高齢化に対応するため施設の環境整備にも力を入れていくことにしている。
またこの日は、日ごろからの支援に感謝の気持ちを表すため一般向けの記念講演会も開かれた。
講師は、地元出身の落語家三遊亭白鳥さんで、助け合う気持ちの大切さや笑顔で体を活性化させるコツをユーモアを交えて解説し、集まったおよそ300人の聴衆をわかせた。
■※2018年7月10日(火)のニュースLiNKで放送 初回18:30~
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