2018年06月05日 08:48更新
消防庁が定める危険物安全週間にあわせ4日、国道8号線のセルフガソリンスタンドで特殊車両を使った消防訓練が行われた。
危険物安全週間は、石油類など危険物を扱う事業所の安全確保をめざし、毎年6月第2週に定められている。訓練はセルフガソリンスタンドで利用者が車に給油した際、手の静電気で発火し、車両が炎上した想定で行われ、北消防署の職員14人と消防車両5台が参加した。
このうち、1台の化学車は3月に配備された最新鋭型で、署外の訓練に初参加となった。この化学車は水と共に特殊な薬剤を散布し、主に石油コンビナートなどの大規模火災に対処できる。このタイプの化学車が地方の消防署に配備されるのは、全国で初めてという。
上越地域消防によると、危険物がからむ事故は去年管内で14件あった。そのうちの4件はセルフスタンドの利用者による漏えい事故だった。給油後、給油レバーを戻す際にうっかり握りしめたままにした事例や、飛散した油がかかる事故があったという。上越北消防署の小島修一署長は「大事故につながっていないが、極力ゼロを目指して。無事故無災害を祈っている」と話した。
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