2017年12月15日 16:42更新
上越市立大島中学校の生徒が地域を盛り上げるアイディアを考え、14日に大島区地域協議会で発表した。このうち、生徒が考案した「ほたる丼」が、さっそく来年1月の給食メニューに出されることが決まった。
大島中学校の生徒はこれまで、総合学習で5つのグループに分かれて町おこしのアイディアを練ってきた。それは単なる夢物語ではなく、経済活性化につながるビジネスプランとして取り組んできた。14日は全校生徒21人が地域協議会のメンバーを前にアイデアを発表した。
写真投稿サービス「インスタグラム」使ったPR戦略では、大島区の公式アカウントを設立し、観光名所やグルメ情報を発信、さらには、投稿写真を使ったプロモーションビデオをつくることを提案した。生徒たちは、インスタグラムを通じて若い人たちに大島区へ来てもらいたいとアピールしていた。
この発表をした生徒は「みんなが使っているもので、今どきっぽくインスタグラムにした。大島は自然が多いということを発信したい」と話した。
生徒が考案した山菜を使ったほたる丼(画像提供:大島中学校)
一方、ご当地丼を考えたグループは、大島区がホタルの名所であることから、地元でとれる山菜を使って“ホタル”の姿に盛り付けるほたる丼を提案した。 ほたる丼は来年1月に大島小と大島中の給食メニューに登場することになった。地域協議会のメンバーも試食するということで、そこから地元名物に育っていくどうか注目される。
丼を企画した生徒は「色合いやおいしく見える配置を考えるのが難しかった」と話し、「来春卒業するので、後輩に引き継いで実現してほしい」と商品化を託した。
生徒の発表を聞いた大島地区地域協議会の中村朝彦会長は「とてもよく練られていて、中学生の案としてはすばらしかった」と評価していた。
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