2017年12月03日 16:49更新
夢はオリンピックのメダリスト!ロンドン五輪の体操男子団体総合で銀メダルをとった田中和仁さんが3日、上越市大潟区の体操アリーナで、体操教室をひらき子どもたちを指導した。
上越市は3年後の東京オリンピックの事前合宿の誘致活動に取り組んでおり、去年10月にドイツ体操チームの事前合宿地になることが決まった。この体操教室は事前合宿に訪れるドイツやオリンピックへの関心を高めてもらうホストタウン事業としてひらかれた。
講師は元体操選手の田中和仁さん。田中さんは2012年のロンドン五輪、体操男子団体総合で銀メダルを獲得。去年現役を引退し、現在は神奈川県に拠点を置く、徳洲会体操クラブのコーチを務めている。この日は大潟体操アリーナを訪れ、地元の体操チーム“レインボージムナスティックス大潟”に所属する小学2年生から高校3年生、あわせて63人を指導した。田中さんは姿勢や手足の動きについてアドバイスを送った。
田中さんから指導を受けた高校2年生の男子生徒は「いつも言われていることとは別のことを言われて、違う考え方で練習に臨めている。メダリストから指導を受けられるのは滅多にない機会なので、この機会を無駄にせず、分からないことはどんどん聞きたい」とメダリストからの指導を今後の生かしたいと話している。また、小学6年生の男子児童は「平行棒のスイングの手で払うというところが勉強になった」と収穫があり、将来は“オリンピックで金メダルをとりたい”と目標を語った。
子どもたちを指導した田中さんは「自分なりの体操感や考え方、子どもたちが今の時期何をすればよいのかを伝えられれば」と話している。あわせて「五輪へは誰でもチャンスはある。そのチャンスをつかめるように練習してほしい」とエールを贈った。
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