2025年04月10日 16:58更新
高田城址公園は満開のサクラを楽しむ人たちでにぎわうなか、花びらを真剣なまなざしで見つめる人がいます。1年中サクラを専門に管理する「桜守」の小山秀さんです。毎年、満開に合わせて花のつき方や開き具合などを調べています。
今年の作業は9日(水)から始まりました。花が咲いている期間にしかできないため、市の職員などと協力しながら2日間でおよそ2100本を1本ずつ確認します。過去の満開時の写真と比べて5段階で評価しています。
小山秀さん
「毎年のデータで経緯を見ている。今年は例年とほぼ同じ咲き方。サクラも高齢化しているので、例年通りというのは良いことだと思っている」
例年通り花つきが良い木が多い一方で、人気スポット「さくらロード」は花がほとんどつかない枝も目立ちました。
さくらロードでは、3年ほど前から紅葉を迎える前に葉が落ちる現象「早期落葉」がみられていて、桜守などが土壌改良に取り組んでいます。市では調査結果を踏まえ、この春に花が散ったあとに対策を考え実行することにしています。
小山秀さん
「次の100年につながるように、できることをやっていきたい」
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