2024年12月03日 16:07更新
妙高市は、雪を道路の溝に捨てて川の水で流す「流雪溝」の水路を、自動で切り替える装置を昨シーズン初めて市内1か所に導入しました。今シーズンはさらに5か所増やし、住民の負担を減らしたいとしています。
これが「流雪溝」の水路の切り替えを自動的に行なう装置です。切り替える時間をあらかじめ設定して使います。市が昨年度、妙高市田町の1か所に初めて導入しました。今年度は小出雲に3か所、白山町に2か所にも設置しました。
妙高市役所建設課 建設・雪水対策G 小嶋強 係長
「昨年度1か所(導入)。好評だったので今年度から本格的に導入することになった」
流雪溝の水路が分岐している場所では水の流れる量が分散されるため、水の勢いが弱って雪が詰まることがあります。
このため住民が鉄板を差し込み、一方の流れをせき止めて水の流れを変えていました。鉄板が重たいことや、切り替え作業を日中に行なう場合があり、住民が仕事を休むこともあって負担になっていました。
流雪溝の管理組合 関伸夫 会長
「(当番)毎日交代でやってきた。非常にストレスがたまる作業。時には仕事を休んでまでやってくれていた人もいた。非常に助かっている」
妙高市役所建設課 建設・雪水対策G 小嶋強 係長
「地域の人から、せきの切り替えが重労働でなんとかならないかと。(導入で)負担が大幅に軽減された」
装置を開発したのは妙高市の雲田商会で、価格は1つ200万円ほどです。市では10年ほどかけて新井地区を中心に60か所に設置することにしています。
妙高市役所建設課 建設・雪水対策G 小嶋強 係長
「毎年5か所ずつ順次整備を行う。10年以上かかると思う。要望があったところから優先順位を決め整備を進めていきたい」
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