2024年10月01日 16:11更新
海岸に打ち上げられたガラスの破片、シーグラスを使ってアートを楽しむ授業が1日(火)に妙高市立総合支援学校で行われ、シーグラス作家の下鳥幸彦さんに教わりながら児童が作品をつくりました。
この授業は、児童にあきらめないことの大切さを伝えようと開かれました。講師でシーグラス作家の下鳥幸彦さんは11年前に大病を患い、その後遺症で右半身が麻痺したままです。ショックを受けるなか、シーグラスとの出会いが下鳥さんの人生を変えました。 制作に夢中になり、この7年間で手がけた作品は1000点にのぼります。
下鳥幸彦さん
「頑張るぞ、諦めないぞという気持ちを持ってもらいたい」
児童は先月下旬、上越市大和にある下鳥さんのアトリエを訪れて作品を見学しています。
1日(火)は「いろいろなもので作る」をテーマに、下鳥さんからアドバイスを受けながら実際に作品を作りました。 児童12人は角が丸くなった緑や透明のガラスの破片に絵の具で顔を描いたり、貝殻を並べたりしていました。
カニの世界
これは児童が作った作品「カニの世界」です。カニと自身を含む、5人の兄弟を表現したということです。
児童
「作るのが楽しかった。(作品)お客さんが温泉に入っている。(下鳥さんの作品は)すべてシーグラスで出来ていてすごい」
下鳥幸彦さん
「心の底から出てくるものがあってよかった。一人ひとり個性があって楽しい」
完成した作品は、今月16日に校内で開かれる学習発表会「小学部 にしき彩」で児童の家族や地域の人に披露されることになっています。
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