2017年11月09日 21:57更新
今年9月にオープンした高田公園オーレンプラザの開館を記念して9日、糸魚川市出身のお笑い芸人、横澤夏子さんをゲストに招いた講演会が開かれた。上越市教育委員会の主催で、市民約600人が参加した。
左から:新潟住みます芸人 関田将人さん、横澤夏子さん、横澤富士子さん
講演会には、お笑い芸人の横澤夏子さんと、横澤さんの母で、教育カウンセラーとして活動している横澤富士子さんが招かれ、家族内のコミュニケーション術をテーマにトークした。
横澤さんは父が教師、母がカウンセラーという家庭で、厳しい環境で育ったことを明かした。生徒会長を務めた中学生時代は、学校まで3分という短い時間だけ、スカートの丈を折りこんで短くし、それ以外では長くして、反抗していたエピソードを披露。
母の富士子さんは手作りのパネルを用いながら、心の成長は甘えと反抗の繰り返しと説明した。3度訪れる反抗期では、子どもは反抗することで自由を手に入れるものの、それが不安に変わり、また親に甘えるという。この繰り返しが子どもを自立させると話した。
また富士子さんは「ありがとう」は言えても、「ごめんなさい」は言えなかったと自身を分析し、しっかりと言えるような人間になりたかったと話した。
さらに夫婦仲について、ケンカになることもあると明かし、夫婦ゲンカで冷戦状態になると、横澤さんは祖母に相談して、夫婦仲を取り持ってもらったというエピソードを紹介した。
富士子さんは「本音を言い合うことが大事」と話す。新潟の女性は我慢強いと分析し、甘えることも大切と講演をまとめた。
講演を聞いた小学6年生の男児は「楽しかった。母親とは学校での出来事や友達の話をしている。横澤さん親子みたいに何でも話せるのはいいなと思った」。また、この男児の母親は「息子が反抗期の入口で関わりが難しい。ありがとうは言えるけど、ごめんなさいは言えない。講演を聞いて感じ取ってくれれば」と話した。
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