2024年08月23日 13:14更新
上越市と交流をしているオーストラリア・カウラ市の職員が戦時中、多くのオーストラリア兵が亡くなった直江津捕虜収容所の跡地、平和記念公園を22日(木)に訪れ戦争の歴史や平和について学びました。
直江津捕虜収容所の跡地になっている平和記念公園を訪れたのは、オーストラリア・カウラ市の職員リンダ・バロンさんです。
オーストラリア カウラ市 リンダ・バロンさん
太平洋戦争中、上越市とカウラ市にはそれぞれ捕虜収容所がありました。ここでは多くの兵士が亡くなった歴史があることから平和を願い、21年前の平成15年から交流を続けています。職員の交流はコロナ禍で出来なかったため6年ぶりです。
リンダさんは上越日豪協会の関勝代表などと平和記念公園と展示館を訪れ、直江津捕虜収容所では戦時中、寒さや飢えなどでオーストラリア兵60人が亡くなったこと。また収容所の日本人職員8人が戦後、戦犯として処刑されたことなどの説明を受けました。このほか公園に設置されている平和友好像を見学しました。
関勝代表は「(平和友好象は)オーストラリア人の女の子と日本人の女の子。ユーカリとサクラの髪飾りをしている。平和の象徴ということで作られた」と説明しました。
リンダ・バロンさん
「この建物のおかげで資料を見ることができて、交流できありがたい」
関勝代表
「地球の反対側だが、同じ捕虜の人たちがいてお互いに悲劇だったが、悲劇を乗り越え平和な時代になってほしい」
リンダさんは今月20日から上越市を訪れていて、今週末の「謙信公祭」民踊流しに参加するほか、市内の中学校で部活動を見学するなど研修を今月30日まですることになっています。
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