2024年08月05日 10:26更新

8月4日（日）午後4時15分頃、上越市の海水浴場付近の遊泳区域外の海で、長野市在住の13歳の男の子と9歳の女の子の兄妹が溺れ、それを助けようとした上越市在住の19歳男性も溺れる事故がありました。

上越海上保安署によりますと、事故があったのは上越市の海岸から30メートルほど離れた沖合です。長野市在住の男の子と女の子の兄妹は両親とともに海水浴に来ていました。波打ち際付近で遊泳していた午後4時頃、突発的な高波にさらわれ、沖に流されました。

2人の「助けて」という声を聞いた上越市在住の会社員男性は、兄妹を助けようとすぐに沖に向かって泳いでいきましたが、兄妹に抱きつかれる格好となり、3人とも溺れました。それを見ていた男性の友人が付近にいた人に依頼して、119番通報しました。

兄妹は浜辺の方向に押し戻され、午後4時13分頃、兄妹の父親によって救助されました。溺れて沖に流された男性は午後4時14分頃、付近の海上にいた水上オートバイに救助され、浜辺に搬送されました。

救助された3人にケガはなく、意識障害などの症状もなかったため、病院には搬送されませんでした。

事故当時、兄妹はライフジャケットや浮き輪を使用していませんでした。

上越海上保安署では、海水浴を楽しむ際「子どもを連れて遊泳する場合、親は子どもから目を離さないようにしてほしい。また、ライフジャケットを着用したり、浮き輪を使用してほしい」と注意を呼びかけています。