2024年08月01日 10:17更新
外国人観光客を取り込もうと、上越市内の歴史的な建物を巡りながら発酵食品のスイーツなどを味わうモニターツアーが30日(火)に開かれました。
モニターツアーは、おととし旅行冊子「るるぶ特別編集版上越市」を発行した上越シビックサービスと旅行代理店JTBが企画しました。
上越シビックサービス 赤岡史夫 統括マネージャー
「上越市 ポテンシャルはある。いまいちプロモーションが弱い。上越にもいい所がある。ぜひ来てほしい。思い出のひとつにしてもらえたら」
参加したのは市内に住むアメリカやフィリピンなどの外国人19人です。ツアーの特徴は国や市の文化財に指定されている古民家や邸宅を巡りながら、上越の食文化を味わう「非日常の体験」です。
参加者ははじめに三和区の古民家「林富永邸」を訪れました。はじめに家は明治14年、143年前に火災で全焼したため、高田藩の土地を買って2年後にいまの場所に建てられたこと。母屋には当時の梁が残っていることなどを通訳を交えて説明を受けました。
このあと田園風景が一望できる庭を見学しました。こけが一面に広がっています。
家の中にはカフェが併設されていて、上越地域で昔から作られている発酵食品の酒かすや塩こうじを使ったチーズケーキやブラウニーなどスイーツ5種類を味わいました。
オランダから
「とてもおいしい」
フィリピンから
「過去 現在 未来が一体となるような空間。気に入った」
アメリカから
「伝統的な日本の風景が好き。家屋や食べ物など。歴史を感じられる。いい経験」
酒井里香 代表
「日本文化の美しいところなど昔のことを感じながら食べてほしい」
ツアーは参加者の意見を取り入れながら今年10月中旬からの2か月間実施される予定です。
上越シビックサービス 赤岡史夫 統括マネージャー
「外国人が見た、やった、食べたことがない。そういうものを体験してもらい思い出を作る。それが1番大切。それをいろいろな人に話してもらい上越のいいところを広めてほしい」
参加者はこの日、高田城址公園内にある小林古径記念美術館も訪れ、絵の鑑賞や雪室ワインを楽しみました。ツアーはインバウンド消費の拡大などを目的にした観光庁の事業に選ばれ、補助金を活用しています。
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