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「フードバンクじょうえつ」寄付減少で食品配布を2か月に1回に

2024年05月25日 12:00更新

生活に困っている上越地域の子育中のひとり親世帯に、食品を無料で配る支援をしている「フードバンクじょうえつ」。これまで毎月1回希望世帯に食品を配っていましたが、物価の高騰などで寄付が減っていて、今年度から2か月に1回に減らすことになりました。Still0523_00004

 

「フードバンクじょうえつ」では、生活に困っている上越地域に住む子育て中のひとり親世帯に、食品や日用品を無料で配布する支援活動をしています。これまでは月に1回、希望のあった140世帯に無料で配ってきました。

食品はコメや缶詰、レトルト食品など、企業や団体、個人からの寄付が4割、フードバンクを運営している「くびき野NPOサポートセンター」が国の補助金を活用して購入しているものが6割です。

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フードバンクじょうえつによりますと、取り組みが認知されて個人からの寄付は年々増えているということですが、企業や団体などからのまとまった寄付は去年から減り始め、現在の備蓄量は去年の同じ時期に比べて半分ほどに減りました。

こうした現状から、今年度から配布を2か月に1回に減らすことになりました。

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くびき野NPOサポートセンター 近藤尚仁 事務局長
「昨年度と一昨年度は在庫がこの部屋いっぱいで、人1人が通れるほどだった。現在の量だと、1回の配布で全てなくなってしまう。物価の上昇で寄付ができなくなったり、コロナ禍が終わり経済が回り始めて食品が消費される量が増えている」

一方で、生活に困っている世帯は年々少しずつ増えていて、フードバンクじょうえつに登録しているのは現在350世帯ほどです。支援を受けるにはその都度申込みが必要ですが、毎回1~2分ほどで140の定員に達し、希望する全世帯に配布できていないのが現状です。

近藤事務局長によりますと、アンケートでは、子どもの食事が偏っていたり、量を我慢してもらっていると回答があったということです。

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次回のフードパントリーは6月に行われます。フードバンクじょうえつでは、今後も継続的な活動ができるよう食品や日用品の寄付のほか、活動資金などの支援も呼び掛けています。

近藤尚仁 事務局長
「苦しい環境の家庭で育つ子どもたちの支援。食品の寄付は引き続き受け付けている。使わない食品を持ってきたり、わざわざ買って届けてくれる人もいるので、皆さんの気持ちを活動に生かしたい」

「フードバンクじょうえつ」への食品の寄付やお問合せはくびき野NPOサポートセンターへお問合せ下さい。

くびき野NPOサポートセンター
■問い合せ:℡025-522-6639

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