2024年05月21日 13:41更新
新潟県で自転車に乗る人のヘルメット着用率が全国で最も低いことを受け、21日(火)朝に県の職員や上越高校の生徒などが、通学する生徒にヘルメットの着用を呼びかけました。
ヘルメットの着用を呼びかけたのは、県の職員や上越警察署の署員、上越高校の生徒25人です。上越高校で通学する生徒にチラシを配りました。
新潟県は去年7月に行われた調査で、自転車に乗る人のヘルメット着用率が2.4%と「全国最下位」でした。これを受け県では、今年度「自転車ヘルメット着用促進キャンペーン」を実施しています。自転車の利用が多い高校生に注意を呼びかけるため、上越高校と東京学館新潟高校をモニター校に指定しています。
上越高校では全校生徒675人のうち、およそ2割が自転車で通学しています。このうち25人はモニターとしてヘルメットを着用し、ほかの生徒の見本となります。
啓発活動をした生徒
「積極的にモニターを自分からやって啓発活動をすることで、みんなを守ることができたら良いと思った。ヘルメットを着用する人が増えて自転車の交通事故が減ってほしい」
上越高校 風間和夫 校長
「(本校の生徒も)まだまだヘルメットの着用率は低い。キャンペーンを通して着用率が上がるよう学校としても生徒を見ていきたい」
上越警察署によりますと、管内では今年、自転車による事故で6人がけがをしていて、このうちヘルメットを着用していたのは1人でした。
上越警察署 若林充能 交通課長
「ヘルメット未着用の自転車事故は、県内の過去5年間の死亡事故で6割が頭部の損傷で死亡。法律では努力義務と決まったが、自分の命を守るため自転車のヘルメットは着用してほしい」
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