2024年05月18日 12:00更新
日本海を背景に電車が走る風景や撮影を楽しめる展望デッキが、このほど上越市の谷浜駅の近くに設置されました。 展望デッキは谷浜駅の前にある市道を糸魚川方面へ800メートル進んだ場所にあります。高さは手すりを含めておよそ2.3メートル、広さはおよそ20平方メートルです。今月3日から利用できるようになりました。デッキの前にはえちごトキめき鉄道の日本海ひすいラインが走っていて、日本海や線路の近くにある阿比多神社の鳥居を背景にした風景や撮影が楽しめます。デッキを設置したのは鉄道を生かしたまちづくりに取り組む団体「上越リアル鉄道博物館プロジェクト」です。プロジェクトのメンバー平原匡さんは「最近、鉄道を写真撮影する人が集まってしまって、全国的に問題になっている。そうならないように写真が撮れる場所を作りたいと思った」と話します。 デッキの設置費用は去年2月から2か月間、クラウドファンディングで募りました。その結果、全国の鉄道ファンなどから160万円あまりが集まり、活用しました。長浜町内会の坪田 剛会長は「町内が活性化され、元気になる出発点になってほしい」と話します。
プロジェクトでは今後も、上越ならではの風景を調べて、ほかの地域にデッキが設置できないか検討することにしています。
平原さんは「沿線から手を振る人と電車の乗客がコミュニケーションできるような場になって、そいった場所が市内に増えてくれればうれしい」と話していました。
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